- TOP
- 北陸のブランド魚の紹介
- 北陸の甘エビ
甘エビは、身が柔らかく鮮度が落ちやすいため、かつては石川県などの産地でした食べられない「ご当地の味」でした。しかし、流通や冷蔵技術などが発達した為、現在では全国的にもその味が広まり人気も高まりました。
石川県では平成7年4月25日に指定した「四季のさかな」のうち、秋の魚として選ばれるほどで、石川県では馴染みの深いエビとなっている。
日本では高級食材として扱われ、主に底曳網や籠漁で漁獲される。
甲が柔らかく、身から離しやすい。生で食べるとグリシン、アラニンなどのアミノ酸に由来する甘みがあり、これが別名「アマエビ」の由来となっているらしい。
籠漁とは
海底に、えさを入れたかご網を設置し、魚、イカ、エビなどの魚介類を誘い入れる漁法です。
実はそんな甘エビも、捕獲直後の極めて新鮮な状態では甘さは感じられない。
一日くらい置いた方が、甘みが増して美味しくなるので、産地直送にはもってこいの食材です。
水揚げされた甘エビは、当日の内に発送し、遠方を除けば翌日には届くので、届いたその日が食べ頃となります。
食の宝庫「北陸」でも人気の甘エビを是非ご堪能あれ。
甘エビなのに甘くない?
死後、多少時間が経過すると甘みが感じられるようになると言われていている。
それは自己消化の過程でタンパク質からアミノ酸が生成されるからであり、生きている状態や新鮮な状態では含有量が少ないためとされている。
殻がついた甘エビを店頭で購入する際は、体の赤みが強いものを選んで下さい。
殻の色がくすんだり、頭の先や尻尾が黒ずんでいるものは鮮度が落ちています。
むき身の場合は、鮮度が落ちたものだと身が白く濁っているので、身に透明感があるものを選んで下さい。
頭の黒いのは何?
頭の中心が黒いものは、決して鮮度が落ちているわけではなく、頭の中に産卵前の内子がある為なので、安心してお買い求め下さい。